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§885 朝鮮戦争の後、大ネプチューンは極盛となる

U.S.A. 関連の預言詩10

§885 朝鮮戦争の後、大ネプチューンは極盛となる(1950-2000): III-1詩

第三サンチュリ1詩 III-1 (§885):
陸戦と海戦の後、
大ネプチューンはその最も高い鐘楼に在り、
赤い敵対者は恐怖で青ざめるだろう、
かの大洋を恐怖の的にして。


The great Neptune at its height after the Corean war (1950-2000): III-1.
After combats and naval battles,
The great Neptune at its highest belfry,
The red adversary shall be pale for horror,
Making the grand ocean fearful.


( Apres combat & bataille navale,
Le grand Neptune à son plus hault beffroy,
Rouge aversaire de fraieur viendra pasle,
Metant le grand ocean en effroy.)

本詩の鍵は云うまでも無く「大ネプチューン」であり、既に §877,II-78 詩で述べたように、完全にアメリカ合衆国の識別記号となっている。そのアメリカ合衆国が「その最も高い鐘楼に」昇り詰めた時期はどうか。前節ではトルーマン大統領の時代(1945年―1953年)とされた。すると、1行目の「陸戦と海戦」は何を指すだろうか。これは第二次大戦かも知れないが、恐らく4行目は「北大西洋条約機構 NATO」(1949年成立) のことだから、「朝鮮戦争 (1950-1953)」とした方が筋が通る。すると、1953年頃にアメリカ合衆国はその勢威の最高潮に達したというのであり、これは史実に違わないだろう。そして3行目の「赤い敵対者は恐怖で青ざめるだろう」とは言うまでも無く、前節で「強力な不壊の比類なき国体を、倒さんと試みてしまうだろう者達」と言われたソ連である。

本詩解釈に先鞭を付けたイオネスク (Ionescu, 1976, p.640-641; Takemoto, 1991, p.88-89) は、1-3行目は問題ないが、4行目をテキスト通りに読めなかったと見えて、その構文を完全に逆転して「Grand Océan [= le grand Neptune] le mettant en effroy, Grand Ocean putting it in fright 大ネプチューン [米国] がそれ [ソ連] を恐怖に落し」と読んだが、これは許されざる方途である。テキスト通りだと全く読みが出来ない場合はこの逆転法も許されるかも知れないが、「かの大洋を恐怖の的にして」の主語を直前の「赤い敵対者」でなくてそれより前の「大ネプチューン」と取り、しかも上に述べたように「かの大洋」をイオネスクのように太平洋と取らず「大西洋」と見て、そこにアメリカ主導の「NATO」というソ連包囲の一大軍事同盟を見据える時、解釈は自ずと出来上って来るのである。そして1991年のソ連崩壊に力あったのも、預言詩 X-96 (§926: NATO の圧力下、ソ連邦体制崩壊, Ionescu, 1987, p.527f.; Takemoto, 1991, p.311f.) が告げる如く、このNATOであった。

なお、1行目の「陸戦」と「海戦」について補足すれば、先立つ陸戦は北朝鮮による韓国に対する最初の陸路侵攻を指し、後に置かれた海戦はその後の米軍を中核とした国連軍の仁川上陸作戦の事だとすれば理路明快となる。
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